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葵祭

貴族の祭の大行列

祇園祭、時代祭とともに京都三大祭であり、石清水祭、春日祭とともに三勅祭である葵祭。

毎年5月15日に上賀茂神社と下鴨神社で行われるお祭りで、正式には賀茂祭と言う。

祇園祭は庶民のためのお祭りであるのに対し、葵祭は貴族のお祭りである。

そのため、日本のお祭りで最も優雅で古趣に富んだお祭りだと言われている。

石清水祭が南の祭と言われるのに対し、葵祭は北の祭と呼ばれている。

お祭りのハイライトは路頭の儀の大行列。

勅使代、斎王代、検非違使、山城使、内臓使、馬寮使などが平安貴族の衣装で、京都御所を出発し下鴨神社を経て上賀茂神社まで8kmの行程を歩く。

行列には葵、藤を飾った牛車2台、馬36頭、牛4頭、輿1台も一緒に練り歩き、行列の長さは約1kmにも及ぶ。

日本古来の伝統、流鏑馬

また葵祭は様々な前儀が行われるが、その中でも特に有名なのが3日に下鴨神社、糺の森で行われる流鏑馬神事。

流鏑馬は馬を走らせながら矢で100mおきに設置された3つの的を射抜く。

的の大きさは50センチ四方で、矢が的中すれば五穀豊穣、願いがかなうと言われている。

1502年に一度途絶えたが、1973年に下鴨神社式年遷宮の記念行事として復活した。

流鏑馬を行うのは葵祭の路頭の儀で歩く道を清めるためである。

お祭りとして有名なのはもちろん、連休中の恒例行事として親しまれている。

他に行われる前儀は4日の斎王代御禊の儀、5日の歩射神事など。

御禊の儀は奇数年が下鴨神社、偶数年が上賀茂神社の隔年交代で行われ、斎王代に選ばれた女性が十二単を着て境内の御手洗池に手を浸して身を清める。

歩射神事は下鴨神社で行われ、射手が弓の弦を鳴らして邪気を払った後、連続して矢を射る。

流鏑馬と同じく道を清める目的で行われる魔除けの神事である。

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