祇園祭

日本三大祭

葵祭、時代祭と並ぶ京都三大祭りであり、大阪の天神祭、東京の山王祭と並んで日本三大祭りに数えられる祇園祭。八坂神社で7月通して行われる長い祭りであるが、ハイライトは14〜16日の宵山と17日の山鉾巡行、17日と24日に行われる神輿渡御。

長い祭のハイライト

宵山では山鉾から祇園囃子の独特のリズムが聴かれる。旧家や老舗が所蔵する家宝や屏風などを飾り、格子を外して通行人に見えるようにするため、屏風祭とも呼ばれる。

17日の山鉾巡行は32基の山鉾が午前9時に四条烏丸を出発し、通りを練り歩く。文化財が通りを巡るため、「動く美術館」とも例えられる美しさである。山鉾が巡行する順番は、先頭の長刀鉾、5番目の函谷鉾、21番目の放下鉾、22番目の岩戸山、さきの巡行の最後にあたる船鉾、あとの巡行の先頭の北観音山、次の橋弁慶山、最後の南観音山はあらかじめ決まっており、その他の鉾は2日に行われるくじ取り式で決める。くじ取り式は室町時代から行われ、現在では京都市役所の市会議場で行われる。

神輿渡御は17日の夕方に中御座神輿、東御座神輿、西御座神輿の3基が神社を出発し、それぞれ氏子地域を巡回する。本来はこちらが中心行事なのだが、人手は宵山の方が断然多い。京都らしいしっとりして雅やかな山鉾巡行に比べ、神輿渡御は豪快で迫力がある。総勢1000人以上の担ぎ手により担ぎ揉まれ、練り暴れて歓声が沸きあがる。

あの諺の発祥

「後の祭り」という諺は、山鉾巡行、神輿渡御が終わってこの後の祇園祭は大して見るものがないことが由来となっている。諺にもなるくらいの影響力があるのが祇園祭なのである。